芽胞とは
芽胞は、菌の周りにあるバリアのようなものです。
芽胞形成菌は、高温や消毒薬に対しての耐性を持ち、殺菌が難しい原因になっています。
芽胞形成菌
芽胞形成菌を属ごとに分けると、
- クロストリディオイデス属:ディフィシル菌
- クロストリジウム属:ウェルシュ菌、破傷風菌、ボツリヌス菌
- バシラス属:セレウス菌、炭疽菌
となります。

ホリカ
ディフィシル菌は、2016年にクロストリジウム属からクロジストリディオイデス属に変更になったんだ。どっちもC. difficileだけどね。
芽胞形成菌のゴロ合わせ・覚え方
芽胞の:芽胞形成菌
上:ウェルシュ菌
は:破傷風菌
セレクト:セレウス菌
ボ:ボツリヌス菌
タン:炭疽菌
で:ディフィシル菌
おまけ:好気性菌と嫌気性菌
菌の発育に酸素があった方が良い性質を「好気性」、無い方が良い性質を「嫌気性」といいます。
バシラス属は好気性、クロストリディオイデス属やクロストリジウム属の菌は嫌気性菌にあたります。
嫌気性菌は真空環境を好むため、食中毒の原因としても有名です。
例1)ボツリヌス菌:ハチミツ、飯寿司、からし蓮根
例2)ウェルシュ菌:シチュー、カレー、スープ