解剖学
図の分かりやすさというアトラス的な要素だけでなく、重要なポイントがまとまった参考書的な要素、どちらも必須。
ネッター解剖学
- 古くから有名
- イラストが大きく見やすい(CGではなく写実的なイラスト)
- 参考書的な要素は特に無いので、単体では不十分
- 電子版あり
グレイ解剖学
- 古くから有名
- CGイラストで、綺麗かつ立体的で分かりやすい
- ポイント解説も(少ないが)挟んでいる
- ネッターより分厚くて重い
- 初めから電子版が付属
★★★プロメテウス解剖学(おすすめ!)
- 綺麗なCGイラスト
- 解説が詳しい。適所にポイントもまとまっている。
- 余白が多く、イラストも大きい(沢山書き込める)
- 部位別を全部揃えると高い。
- 電子版がない(小さなポケット版はある)
(おまけ)ヒューマン・アナトミー・アトラス
- ipad用アプリ
- 約3000円(課金要素含めると約5000円)
- 実際に解剖しているように臓器を取り除き、3Dで見たいところが見たい角度から見れる
★★解剖学講義
- 古くから有名
- 解剖の大事なポイントのエッセンス集(1冊しっかり勉強すればバッチリ)
- 簡易的なイラストしかないためアトラスとしては使えない
- 電子版がない
★★イラスト解剖学
- 万人に愛される「イラ解」(2017年に満を持してフルカラーに)
- (古風だが)分かりやすくとっつきやすいイラスト
- 重要なポイントの解説
- 小さく、割と薄い(しかし凝集された内容に驚くはず)
(おまけ)解剖ノート
- MEC出版
- 書き込みながら覚えられる(絵を描くのが苦手な人でもOK)
- (原本に書き込まないならば)印刷が面倒
★★★人体の正常構造と機能(おすすめ!)
- 解剖学と生理学を絡めてあるので両者の勉強が結びつく
- 見やすいCGイラスト
- 10巻を縮刷したエッセンス的1冊
- 少々高価
- 電子版あり
発生学
「発生学」とは…
受精卵からヒトが出来上がるまでの一連の流れ。
時間軸に沿って臓器ごとに様々な発生を遂げるので、生物よりは世界史を勉強するような感覚に近い。
医学書では、図が多く動的なイメージで捉えやすいものがおすすめ。
組織学
「組織学」とは…
細胞の種類や形など、顕微鏡でしか見れないミクロな人体の構造。
実習でスケッチを行う。
医学書では、「顕微鏡写真(アトラス)」が多く載っているものがおすすめ。
構造がメインというよりは、その裏にある「機能」を重視して勉強することが大切。
★★Ross組織学
- 顕微鏡写真が大きく沢山あり見やすい
- 説明も豊富
- 和訳がいまいち(時々変な日本語訳がある)
★入門組織学
- 顕微鏡写真が少なく、堅苦しい説明が多い
- 組織のスケッチイラストがかなり豊富(実習で使える)
★★標準組織学 総論
- みんな大好き「標準〇〇」シリーズ
- 写真よりは説明多めだがバランスが良い
- 総論と各論が別冊
★★★ガートナー/ハイアット 組織学 アトラスとテキスト(おすすめ!)
- 綺麗な写真、豊富な説明
- 構成が見やすい
- アトラス(顕微鏡写真)のみも存在(→最新カラー組織学)