眼房水の流れ
- 毛様体で産生
- 後房→瞳孔→前房
- 隅角→線維柱帯
- Schlemm(シュレム管)で吸収

ちちもげ
隅角を排水口、繊維柱体を排水口の網(ネット)、シュレム管を下水道と考えると分かりやすい。
緑内障の点眼薬と手術のゴロ
ゴロ「旅行ではプロのカルビブロックをどうぞ」

〜外科手術〜
旅行=トラベル=線維柱帯切除術(トラベクレクトミー)&線維柱帯切開術(トレベクロトミー)
〜房水排出促進〜
プロ=プロスタグランジン製剤(ビマトプロストなど)
トロピカル=ピロカルピン(コリン作動薬)
〜房水産生抑制〜
ブロック=ブロッカー=β遮断薬(カルテオロール、チモロールなど)
どうぞ=ドルゾラミドなど(炭酸脱水素酵素阻害薬)
解説
進行に伴い点眼薬の種類や、1日の点眼回数が増えて大変になります。
ですので進行例は手術になりますが、劇的な改善は期待できないようです。
線維柱帯切開術は排水口の網のゴミ取り、線維柱帯切除術は排水口の網ごと取り去るイメージです。
おまけ:緑内障患者のまつ毛は長い
PG製剤の副作用でまつげが濃く太くなります。
緑内障治療に使われているルミガン®︎と、睫毛貧毛症治療に使われているグラッシュビスタ®は同じビマトプロストという成分です。