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失語症の分類

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失語症

Wernicke-Lichitheimの失語図式によると、失語症は以下の6種類に分けられます。

運動性失語(Broca失語)

Broca野(左前頭葉44.45野)の障害。
言語理解◯ 発語× 復唱×

感覚性失語(Wernicke失語)

Wernicke野(左側頭葉22野)の障害。
言語理解× 発語◯ 復唱×

全失語

言語理解× 発語× 復唱×

超皮質性運動失語

言語理解◯ 発語× 復唱◯

超皮質性感覚失語

言語理解× 発語◯ 復唱◯

伝導失語

弓状回の障害。言語理解◯ 発語◯ 復唱×

解説

言語中枢は優位半球(ほぼ左)にあるとされています。

また、ブロードマンの脳地図ではブローカ野が44.45野、ウェルニッケ野が22野になります。

覚えかたを載せておきます。

  • ウェルニ(2)ッケ→22
  • ブローカ→ブァイ(倍)→22の倍→44(と45)

頭部MRIではそれぞれ以下のように見えます。

ブローカ野が三角部と弁蓋部の2つで構成されていることがポイントです。

リハゴリ倶楽部 より引用

リハゴリ倶楽部 より引用

113回では伝導失語が出題されていました。
調べてみるとWernicke-Lichitheimの失語図式は古いもののようで、概念中枢が具体的にどこにあるのかは分かっていないみたいです。(あくまで概念みたいです)

ですので国試に超皮質性〜が出ることはないかと個人的には思っています。

失語になる原因の方が大事かもしれませんね。

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