新生児マス・スクリーニングを行う時期
語呂「マス・スクリーニングしな(4-7)!」
新生児マス・スクリーニングは、生後4〜7日(入院中)に行います。
飲んだ母乳を体内で代謝している状態で行わなければいけないので、出生直後には行いません。
おまけ:採血法
新生児の足踵から針を刺して採血し、指定の紙の〇に十分に染みこませます。

ちちもげ
血液の二度漬けはあきまへんで。
※106E9
新生児マス・スクリーニング適応6疾患(従来)
ゴロ「ホモがデカチン、フェラしろ!」
ホモ→ホモシスチン尿症
が→ガラクトース血症
デカ→先天性副腎皮質過形成症(21水酸化酵素欠損症など)
チン→クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)
フェラ→フェニルケトン尿症
しろ→メープルシロップ尿症
解説
従来行われていたのは以上の6疾患のみでした。
2011年よりタンデムマス法が導入されたことにより、同時に25疾患のスクリーニングが可能になりました。
ちなみに、最も発見率が高いのはクレチン症です。
タンデムマス法で行わないマス・スクリーニング疾患
ゴロ「デカチンはLサイズ」
デカ→副腎皮質過形成症
チン→クレチン症
エリサ→ELISA法
語呂「楽にボイトレ」
楽に→ガラクトース血症
ボイトレ(ボイストレーニング)→Beutler(ボイトラー)法
解説
タンデムマス法は、アミノ酸・有機酸・脂肪酸代謝異常の疾患のみ行える方法です。
したがって、内分泌異常の疾患である副腎皮質過形成症とクレチン症はELISA法、糖質代謝異常の疾患であるガラクトース血症はBeutler法という、それぞれ違う方法で行います。