D 内分泌

先端巨大症の負荷試験と治療薬のゴロ・覚え方

D 内分泌
この記事は約2分で読めます。
スポンサーリンク

負荷試験

先端巨大症では、成長ホルモン(GH)の分泌が異常に亢進します。

負荷試験を行うことで、GH分泌の変化を確認することが出来ます。

1.健常人GH↑、先端巨大症GH↓(逆になる)

  • ドパミン(PIH)

2.健常人GH↑、先端巨大症GH→(高値のまま)

  • GHRH(GHRP-2)
  • アルギニン
  • グルカゴン
  • α作動薬(クロニジンなど)
  • β遮断薬(プロプラノロールなど)
ちちもげ
ちちもげ

成長ホルモン分泌不全症でも、GH→(低値のまま)になるよ。

3.健常人GH↓、先端巨大症GH↑(逆になる)

  • ブドウ糖

4.健常人GH↓、先端巨大症GH↓

  • ソマトスタチン(GHIH)

5.健常人GH→、先端巨大症GH↑(奇異性上昇)

  • TRH
  • GnRH(LHRH)
  • CRH

治療薬

ゴロ「でかい豚と粗末なオクラ」

でかい→先端巨大症(アクロメガリー)

豚→ピッグ→ピグソマント

粗末→ソマトスタチン誘導体

オク→酢酸オクトレオチド

ラ→酢酸ンレオチド

出典:オリジナル

解説

ソマトスタチン製剤は、GH分泌を抑制します。

ピグソマント(GH受容体拮抗薬)は、ソマトスタチンでの非寛解例に使います。

ゴロ以外では、ドパミンでGHが低下する(異常)を逆に利用して、ドパミン作動薬(カベルゴリン、ブロモクリプチン)を使います。

結局は大元をどうにかする必要があるので、根本的治療として経蝶形骨洞手術(Hardy術)を行います。

タイトルとURLをコピーしました