家族性脂質異常症
ゴロ「カLIV(リブ)でWピース」
カ→CM(カイロミクロン)=1型
L→LDL=2a型
I→ILDL=3型
V→VLDL=4型
Wピース=Vが2つ→最初の2つにVLDLを加える
※CM+VLDL=Ⅴ型、LDL+VLDL=Ⅱb型
解説
家族性脂質異常症では、遺伝性にリポタンパクが増加し、その種類によって型が決められています(WHO分類)。
一番有名なのは、常染色体優性遺伝(AD)にLDL受容体に異常があるⅡa型でしょう。
おまけ:リポタンパク
CMやVLDLなどのリポタンパクは、TGやChoなどの脂質を運びやすくするために包みこんだ塊です。
CMの中身はTG(いわゆる中性脂肪)が多く、逆にVLDL、ILDL、LDLの順にCho(コレステロール)が多くなっていきます。
ですので、Ⅰ型ではCMが多い=TGが多くなり、Ⅱ型ではLDLが多い=Choが多くなります。