拒絶反応とGVHD
どちらも移植で起こりますが、真逆の反応です。
拒絶反応
拒絶反応は、腎移植などでレシピエントのリンパ球がドナーの正常細胞を攻撃してしまうことです。
国試的に頻出なのは「発症時期」と「〜性免疫」です。
発症時期に関しては、超急性が〜24時間というのは想像がつきやすいと思います。
急性と慢性を分けるのが3ヶ月ということを覚えましょう。
〜性免疫に関しては、液性→細胞性→液性と交互に繰り返されることを覚えます。
GVHD(移植片対宿主病)
GVHDは、骨髄移植などでドナーのリンパ球がレシピエントの正常細胞を攻撃してしまうことです。
問題になりやすいのは「攻撃の標的臓器」です。
これは焼鳥で食べる部位として覚えます。
- 皮膚=カワ
- 消化管=モツ
- 肝臓=レバー
おまけ:GVL(移植片対 腫瘍 効果)
ドナーのリンパ球がレシピエントの腫瘍細胞を攻撃するという「良い」効果です。
GVHDと混同しないように。