はじめに
この記事は、medu4の講義動画+PDFをどのように効率的に使っていくかをまとめたものです。
基本的にapplepencilでのデジタル板書が前提でお送りします。
まず大前提として、medu4の提供する仕組みについて説明しておきます。
medu4の講義動画やPDFは、「疾患ごとのまとめ→その疾患の臨床像…以下ループ→(章の最後に)練習問題」という構成になっています。
講義動画を見ながら穴埋めやメモ書きをしてその疾患の一般知識や臨床像をなぞり、章の最後に練習問題を解いていくという流れが基本になります。
そして、動画視聴後は各自で復習をしていきます。
穂澄先生が提唱する復習法は以下の3つです。
- 穴埋め問題を赤シート暗記
- 臨床像を覚えるまで熟考
- 練習問題をスピード周回
以下、これらを具体的にどうやって行うかを解説していきたいと思います。
先生のTwitterとyoutubeも貼っておきますので、時間があればこちらもぜひ。

medu4を使う体制を整える
ホーム画面にmedu4を設置する
medu4のトップページは頻繁に開くことになるため、ホーム画面にアイコンを並べておくと便利です。
apple公式の「ショートカット」アプリから、「URLを展開」を追加して https://medu4.com/ を入力します。
次にsafariなど自分が使っているwebブラウザの「URLを開く」を追加します。
名前とアイコンを設定し、「ホーム画面に追加」を押すと終了です。
これでアイコンをタッチするだけで、すぐにmedu4が開きます。
テキストをノートアプリで開く
公式サイトからテキストPDFをダウンロードして、「good notes」というノートアプリで開きます。
このアプリはmedu4だけでなくQAもおすすめしていますので、どのノートアプリが良いかよく分からない方はとりあえずこれを使いましょう。
長く愛されてきたバージョン4と、手書き文字の検索機能がついた新しいバージョン5があります。(バージョン5は現時点で不具合が多いため、バージョン4をおすすめします)
good notesの詳しい使い方は、まとめサイトがごまんとあるので、そちらをご覧ください。
ひとまず、テキストにデジタルで書き込む準備が出来ればOKです。
講義動画を受講する
iPadで講義動画とノートアプリを同時に開く
medu4に限らず講義動画を観る方法として、PCやiPhoneで講義動画を映しながら、iPadに板書を書き写している方が多いかと思います。
「ピクチャ・イン・ピクチャ」とは、ビデオ画面やビデオ通話画面などを縮小表示しながら、他のアプリを使用することができる機能です。
この機能を使えば、iPadひとつで「講義動画の視聴」+「テキストに書き込み」が可能になります。
使い方は、webブラウザでmedu4にアクセスして講義動画を再生し、「小さくする」ボタンを押すと、動画が小窓になります。
そのままノートアプリでmedu4のテキストを開くだけです。
小窓の位置や大きさは使いやすいように調整できるので、書き込むのに邪魔にならないように自分でアレンジしてみてください。
復習しやすい板書をする
medu4は、そもそもが「穴埋め式」+「広い余白」という復習に適した形になっています。
medu4では穴埋めに書き込んだ文字を隠して内容を思い出すような復習を行います。
穴埋めを隠す方法は色々ありますが、穂澄先生は赤シートをおすすめしているので、少々古典的ですがそれに従います。
赤シートを使うとなると、隠したい文字は赤色で書き込み、すでに書かれているが隠したい文字は緑色でマーカーを引くことになります。
これらの作業を受講中にしておくだけで、復習がものすごく楽になります。
参考までに私のマーカーの使い分け方を貼っておきます。
また、基本的に「ゴロ」「こじつけ」など不確か(?)なことはテキストには記載されておらず、口頭です。
先生の言葉は「黒太枠の内側」、自分のメモ書きは「黒太枠の外側」と区別しておくと、後で分かりやすいかと思います。
書くのがどうしても追いつかない時は、「iPad画面をスクリーンショット→左下に表示された画像をタッチ→スワイプしテキストに貼り付け」すると速いです。
穴埋め問題を赤シート暗記
赤シートアプリを使う
講義動画を見終わったら、赤シートで穴埋め部分の暗記を開始します。
good notesからテキストをPDFで書き出し、「i-暗記シート」というアプリで開きます。
シンプルに上から赤シートを被せたように見えるので、上記の作業をしておけばすぐに覚えたいところが隠れた状態になります。
私の赤シート画面はこんな感じです。
赤シートとノートを同時に開く
赤シートアプリとノートアプリを「スプリットビュー」で同時に開くことで、間違いをチェックしながら元のノートに追加で書き込むことが出来ます。
使い方は、「i-暗記シート」を開いてノートの赤シート画面を開きます。
そのまま画面下から上にスワイプしてDockを出し、「good notes」を開かずにタップしたままスワイプして画面の右側で離します。
以下の画面のようになったら成功です。
一度講義を観た後は、完成形として赤シート暗記を作業化している人も多いと思います。
しかし、同時に疑問を解決したり、緑マーカーを追加したりすると、次回以降も新鮮味が出るのでおすすめです。
臨床像を覚えるまで熟考
臨床像の問題は、先に解かずに講義動画を見ながら一緒にマーカーを引いていきます。
復習するときは、穴埋めの知識をまとめていくような感じで、先生と同じ箇所にマーカーが引けたら良しとします。
すでに疾患の知識がきちんと備わっていれば、ここの復習はほぼ時間がかからないと思います。
練習問題をスピード周回
先に自分で練習問題を解く
初回はなるべく丁寧に、その選択肢を選んだ根拠や、ほかの選択肢を切れる根拠を考えながら解きます。
解き終わったら講義動画を視聴して解説を聞きます。
私は自分で黒ペンで書き込んで、先生の言葉は赤で書き込むように分けています。
自分の間違いを取っておく
2周目以降の練習問題はサクサク解いていきます。
穂澄先生いわく、初回から簡単にできた問題はスラッシュなどで消してもう解かなくても構わないそうです。
間違えた問題や、解けたが自信のない問題は、右上のマークを1つ塗り潰して、書き込みを消します。
ここで、消す前にスクリーンショットして、スワイプして小さくノートに貼り付けておきます。
間違えた問題において、初回でどういう思考過程をしたかが分かると、自分の覚え直した方がいい箇所が見えてきます。
小さく貼っても拡大できるのが、PDFのいいところですね。
以降は覚えきるまで演習を繰り返します。
まとめ
全体的な順番としては以下のようになると思います。
- 疾患のまとめ(講義動画)
- 臨床像(講義動画)
- 疾患のまとめ(赤シート穴埋め)…覚えるまで
- 臨床像(自分で解く)
- 練習問題(自分で解く)
- 練習問題(講義動画)
- 練習問題(自分で解く)…覚えるまで
- 以降、赤シート穴埋めと問題を解くことを繰り返す
基本的に穂澄先生が仰っていたことを中心にまとめました。(違ったら教えてください先生)
medu4の強みは、説明の明快さ、臨床像の掴みやすさだけではなく、復習しやすさを考えて作られているところだと思います。
現在medu4で国家試験の勉強をしている人は一緒に頑張りましょう!