GS、CRL、BPDの実施時期と推算式
実施時期
- 4週~:胎嚢(GS:gestational sac)
- 7週~:頭殿長(CRL:crown-rump length)
- 11週~:児頭大横径(BPD:biparietal diameter)
GS、CRL、BPDはいずれも超音波で胎児のサイズを測った値です。
4~11週が器官形成期であるため、4週(最初)・7週(間)・11週(最後)で胎児の成長を確認するのは分かりやすいかと思います。
推算式
ゴロ「滞納したらとんでもなくて大弱り」
滞納→胎嚢(GS)
したら→し→妊娠週数−4cm
とんでも→頭殿長(CRL)
なくて→な→妊娠週数−7cm
大→児頭大横径(BPD)
弱り→妊娠週数÷4cm
解説
ゴロでは「大きさ=」ですが、実際には「妊娠週数=」で用いることが多いので、こちらで覚えても良いです。
- 妊娠週数=胎嚢(GS)+4
- 妊娠週数=頭殿長(CRL)+7
- 妊娠週数=児頭大横径(BPD)×4
また最終月経初日を0日として分娩予定日を40週0日と定義しますが、予定日のズレをCRLで補正することも押さえておきましょう。
実際の画像も見ておきましょう。①GS、②CRL、③BPDです。
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おまけ:推定胎児体重(EFW)
また、BPDに加えて大腿骨長(FL:femur length)と体幹周囲長(AC:abdominal circumference)を計測することで、胎児の体重が推測できます。
こちらも画像を見ておきましょう。④AC、⑤FLです。
※105E24