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散瞳と縮瞳を行う神経のゴロ・覚え方

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瞳孔

真ん中の黒いところが瞳孔(何か物体があるわけではなくて穴のことを指す)です。

瞳孔の大きさは、周囲の虹彩の筋肉が収縮することで決まります。(1つの筋肉が収縮・弛緩するわけではない)

虹彩の筋肉には、放射状の瞳孔散大筋と、円状の瞳孔括約筋があります。

虹彩はいわゆるカメラの「しぼり」であり、瞳孔を縮めたり広げたりして、光の量を調節しています。

散瞳と縮瞳

ゴロ「降参を祝福」

感神経興奮=

交感神経興奮=

ちちもげ
ちちもげ

ちゃんと謝れて偉いねー、みたいなイメージ

出典:オリジナル

解説

交感神経が興奮すると瞳孔散大筋が収縮して、散瞳します。

逆に副交感神経が興奮すると瞳孔括約筋が収縮して、縮瞳します。

ごちゃごちゃになりやすいうえ、逆にしてしまうと禁忌肢を踏む羽目になってしまうので気を付けましょう。

散瞳・縮瞳する疾患

ゴロ「閉鎖講習」

(原発性)塞隅角緑内障=

彩毛様体炎=

解説

緑内障での散瞳は原因(隅角が狭くなる)でもあり、症候(羞明:まぶしさを感じる)でもあります。

虹彩毛様体炎は前眼部のぶどう膜炎で、サルコイドーシスが有名です。

どちらも治療は逆向き(散瞳しているなら縮瞳薬)です。

散瞳・縮瞳する薬

覚え方「最初の丸の大きさ」

アトピン、トピカミド→最初の丸(ロ)→大きい=散瞳薬

ロカルピン→最初の丸(ピ)→小さい=縮瞳薬

ちちもげ
ちちもげ

「ピ」のせいでどっちがどっちが分からなくなるのを解決!

出典:オリジナル

解説

したがって緑内障では縮瞳薬である「ピロカルピン(コリン作用)」を点眼します。

緑内障の治療のゴロは、以下の記事をどうぞ。

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