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子宮内膜症の治療薬の語呂合わせ・覚え方

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子宮内膜症とは

子宮内膜症の病態は、エストロゲン依存性に子宮内膜が子宮外(卵巣・ダグラス窩・壁側腹膜など)で増殖してしまうことです。

特に、卵巣で子宮内膜が増殖した場合を子宮内膜症性嚢胞(チョコレート嚢胞)と呼びます。

回数を重ねるごとに増強する月経痛(続発性月経困難症)や性交時・排便時痛がキーワードです。

子宮内膜症と子宮腺筋症と子宮筋腫の違い

  • 子宮内膜子宮外で増殖したもの=子宮内膜症
  • 子宮内膜子宮筋層内で増殖したもの=子宮腺筋症
  • 子宮平滑筋子宮筋層内で増殖したもの=子宮筋腫
ホリカ
ホリカ

増殖するものと増殖する場所が少しずつ違うけど、全てエストロゲン依存性腫瘍だから治療は共通なんだ!覚えやすくてありがたいや。

子宮内膜症の治療薬

エストロゲン依存性に子宮内膜が増殖するため、エストロゲンを増加させないようにする薬が有効です。

子宮内膜症の治療薬には

  • (低用量)ピル
  • ジエノゲスト(黄体ホルモン)
  • GnRH(LHRH)アゴニスト
  • (低用量)ダナゾール

などがあります。

ピルやジエノゲストは、エストロゲンとプロゲステロンの分泌を一定に保つので、合わせて偽妊娠療法と呼ばれます。

GnRHアゴニスト※とダナゾール※※はエストロゲン分泌そのものを低下させるので、合わせて偽閉経療法と呼ばれます。

偽閉経療法はエストロゲン低下による更年期障害風の症状がみられるため、第一選択は偽妊娠療法です。

※GnRHアゴニストは、反復投与によってGnRH受容体をダウン・レギュレーションさせ、ゴナドトロピン(LH・FSH)の分泌低下をおこします。

※※ダナゾールはテストステロン誘導体であり、エストロゲン(女性ホルモン)の代わりにテストステロン(男性ホルモン)を作ります。

子宮内膜症の治療薬の語呂合わせ・覚え方

チョコレート:チョコレート嚢胞(子宮内膜症)

あ:GnRH(LHRH)ゴニスト

じ:エノゲスト(黄体ホルモン)

ピル:(低用量)ピル

なんだ:(低用量)ダナゾール

出典:オリジナル

おまけ:子宮内膜症の外科治療

基本的に腹腔鏡下(ラパロ)にて行います。

卵巣での増殖(チョコレート嚢胞)に対しては片側付属器切除、他の部位での増殖に対しては癒着の剥離や焼灼術などを行います。

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