B型肝炎の治療薬
B型肝炎の治療薬には、
- エンテカビル
- テノホビル
- アデホビル
- Peg-IFN
などがあります。
青文字は核酸アナログ製剤、緑文字はインターフェロンに当たります。
日本肝臓学会発行の「B 型肝炎治療ガイドライン(第3.1 版)」によれば、慢性肝炎の初回治療では、
- IFN反応性あり:Peg-IFN
- IFN反応性なし:エンテカビル、テノホビル、アデホビルのうちいずれか
を使用することとされています。
また、B型肝炎の治療薬として、ラミブジンが使われることがあります。
ラミブジンは、核酸アナログ型逆転写酵素阻害薬であり、抗HBVかつ抗HIVという特性を持ちます。
B型肝炎治療では単剤で使いますが、HIV感染症治療(=ART療法)では他の治療薬と併用して使います。
ART療法で使用する薬剤については、HIV感染症治療薬のゴロ合わせ・覚え方にまとめてあるので、良ければどうぞ。
B型肝炎の治療薬のゴロ合わせ・覚え方
B型肝炎の治療薬は、
あら炎天下で伸びるパグ
で覚えましょう。(出典:オリジナル)
具体的には、
- あ:アデホビル
- ら:ラミブジン
- 炎天下:エンテカビル
- で伸びる:テノホビル
- パグ:Peg-IFN
です。
B型肝炎の治療薬と合わせて、C型肝炎治療薬のゴロ合わせ・覚え方もどうぞ。